エンゼルス大谷翔平投手(27)は、4打数ノーヒットに終わり、メジャー通算100号は持ち越しとなった。連続安打は5試合でストップし、連続出塁は9試合で止まった。

試合はメジャー初登板となった右腕シルセスが6回1安打無失点の力投で初勝利。「最初に(先発を)伝えられた時は感激した。昨年秋に叔父が亡くなって。最後に彼から『君なら出来る』と言われていた。だから今日は、彼のためでもあった。成し遂げることができて、すごく良かった」と、感慨に浸った。

この日は両親や兄弟、祖母ら家族に加え、友人も観戦に訪れていた。直球は最速98・6マイル(約159キロ)をマーク。チェンジアップを効果的に使い、被安打わずか1で初登板初勝利。昨年ドラフト11巡目(全体329位)の若手右腕が、天国の叔父へとささげる白星で、チームを今季7度目の完封勝利へ導いた。