パドレスのダルビッシュ有投手(35)が、7回6安打無失点無四球5奪三振と好投し、今季4勝目(1敗)を挙げた。暫定監督のライアン・クリステンソン氏が同投手を「ゾーンに入っていた」と高く評価した。

ダルビッシュは立ち上がりから丁寧な投球を続け、5回までは二塁を踏ませず、危なげない内容。なかでも、チームの勝利に大きく貢献したのが6回に見せたベテランらしい投球だった。1死から連打で一、三塁のピンチを背負ったものの、3番カイル・シュワバー左翼手を空振り三振、4番ニック・カステヤノス右翼手を最速97・7マイル(約157・3キロ)の速球で二ゴロに仕留め、強打者に安打を許さなかった。

続投した7回も無失点で切り抜け、2-0と2点のリードを守り、救援陣にマウンドを託したダルビッシュ。病気休養中のボブ・メルビン監督に代わって指揮を執ったクリステンソン氏は「6回が終わった時に様子を尋ねたんだが、『最高だ』という答えが返ってきたよ」と振り返る。

ダルビッシュが先発した直近6戦でチームは全勝。クリステンソン氏は「彼はすべての球を機能させていた。ゾーンに入っていた。彼にとって素晴らしい日になったね」と語っていた。(AP)