米FOXスポーツ電子版が24日(日本時間25日)、エンゼルス大谷翔平投手(27)の今季の進化を分析する記事を掲載した。

今季は打者としても進歩しているが、特に投手としては「1段階上のレベルにきた」と指摘。「球速が増し、奪三振が増え、四球が減った。スカウトたちは、四球の少なさを特に評価している」と伝えた。

例えば直近の登板となる5月18日レンジャーズ戦では、直球の1試合平均球速が最も速い98・6マイル(約158・7キロ)をマーク。リリーフも含めた今季メジャー全投手の中で最速タイだという。大谷の今季ここまでの直球の平均球速は97・2マイル(約156・4キロ)で、レッズのグリーン、ヤンキースのコール、マーリンズのアルカンタラに次いでメジャー4位にランクされる。

昨季までマーリンズに所属し18日のレ軍戦で初めて大谷とバッテリーを組んだチャド・ウォーラク捕手(30)は記事中で「どれほどの動きをし、どれほどシャープでスピードがあるのかは、実際に受けてみるまで分からない。スライダーは実際の球速より速く感じる。回転数が多く、曲がりが大きいからね」と話し「打者たちが直球がやっかいだと言っているのを聞くが、捕手としてはそんな感覚になることはほとんどない。それなのに彼の直球は、やっかいだと感じるんだ」とコメントしている。