メッツは25日(日本時間26日)、森美樹夫ニューヨーク総領事が13日の試合で始球式を実施できなかったトラブルに関し、サンディ・アルダーソン球団社長が直接謝罪したとの声明を出した。

声明によれば、森総領事とアルダーソン社長、そしてニューヨーク日系人会の佐藤貢司会長の3人が24日(同25日)に顔を合わせ、球団との今後の連携について協議。アルダーソン社長はその場で、始球式で不手際が起こった背景を森総領事に説明し「心からの謝罪を伝えた」という。また、今季中に新たな日米交流イベントを実施することで合意したことも明記された。

13日に本拠地シティフィールドで行われたマリナーズ戦では日本への野球伝来150周年記念イベントが開催され、森総領事が始球式を務める予定だった。しかし、マウンドではすでに先発のシャーザーが投球練習を開始。シャーザーはそのまま投球を続け、マウンド付近で待機していた森総領事がそのまま引き返す事態となった。メッツ側は15日までに、球団の不手際を認めて謝罪し、改めて始球式の場を用意すると在ニューヨーク日本総領事館に伝えていた。