5点のリードを守り切れず延長戦で敗れたホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督に、本拠地のファンが「解任せよ」の声を浴びせた。

名将ラルーサ監督が率いるホワイトソックスは、昨季ア・リーグ中地区を制しながらも、今季は27勝30敗で地区3位と振るわない。

延長10回表、タイブレークの走者をタイムリー二塁打で返されると、単打の後に捕逸で1点を失い、さらに四球、単打、単打でこの回4点目を失った。

観客がどんどん帰りだしたところで、スタンドの一部ファンから「トニーを解任せよ」とのコールが響き渡った。

ラルーサ監督は、「ファンが勝利を求めていることは分かっている。チームが勝てなければ、ファンは面白くない」と、ファンの態度に理解を示し、「このチーム内で起きていることのすべてに対する責任が私にはある。これまで追及から逃げたことはないし、これからもない」と述べた。(AP)