パドレスのダルビッシュ有投手(35)が、7勝目を挙げた。初回に1点を失ったが、尻上がりに調子を上げ、7回を104球、4安打1失点の好投。7日メッツ戦から3連勝の6月3勝目で、今季13試合の先発で10試合目のクオリティースタート(6回以上、自責3以内)となった。

初回は先頭から右前打、四球で出塁を許し、1死一、三塁から4番ウォーカーに左翼フェンス手前への犠飛を打ち上げられ、1点を先制された。さらに連続四死球で2死満塁のピンチを招いたが、7番ケネディをカウント2-2から96マイル(約154キロ)の直球で空振り三振に仕留め、追加点は与えなかった。

クロネンワースの7号ソロで1-1の同点に追いついて迎えた2回は左飛、空振り三振、右飛に抑えて3者凡退。打線が2点を勝ち越した直後の3回は、先頭打者に二塁打を許し、死球で1死一、二塁としたが、後続を断って無失点でしのいだ。

4、5回はともに危なげなく3者凡退。リードを3点に広げて迎えた6回は、1死走者なしから中前打を許したが後続を中飛、三ゴロに抑えた。7回も内野安打1本に抑え、この回で降板した。

ダルビッシュは、前回登板の13日カブス戦では、今季最長の8回を5安打7奪三振の1失点に抑え、6勝目。古巣のカ軍からは初勝利で、これでメジャー計28球団目からの白星としていた。