エンゼルスとマリナーズが26日(日本時間27日)の試合で起こした大乱闘に関し、MLBが27日(同28日)、両チーム計12人に処分を科したと発表した。

エンゼルスのフィル・ネビン監督代行は、先発登板したワンツが故意に相手にぶつけた責任があるとし10試合の出場停止と、最も重い処分が科せられた。

エンゼルスは他に、レンドン内野手が負傷者リスト入りしているにもかかわらずベンチからフィールドに出たとして5試合、乱闘に加わったチティ投手コーチ補佐も5試合、ぶつけたワッツと乱闘に加わった救援右腕テペラが3試合、抑え右腕イグレシアスとモンゴメリー・ベンチコーチ、球団通訳のデル・カンポ氏が2試合、ハセルマン捕手コーチが1試合、それぞれ出場停止処分となった。

マリナーズ側は、ウインカー外野手が7試合、クロフォード内野手が5試合、ロドリゲス外野手が2試合の出場停止処分となった。

選手は異議申し立てを行った場合は処分保留の状態で試合に出場可能だが、ワンツは申し立てを行わず27日(同28日)から処分に入るという。レンドンは負傷から復帰後に処分が有効となるが、この日から7試合、ベンチ入りすることを禁じられた。12人に対する処分は出場停止の他、罰金も科せられたが、金額は明らかになっていない。