エンゼルス大谷翔平投手(28)は、敵地でのアスレチックス戦でスタメンを外れ、出場機会はなかった。9日(同10日)の同戦では、今季10勝目をかけて先発登板する予定。

試合前、ネビン監督代行は「(休養日を登板日の前後となる)月曜日か水曜日のどちらかを選ぶように言った。水曜日なら(休日の木曜日を含め)2日連続で休めたが、彼は投げた翌日に動くことを好んだ。彼の選択だ」と、大谷自身が休養日を選んだ経緯を明かした。

大谷は、前日7日のマリナーズ戦の3回に左足の甲を痛めた。1死二塁でウォードの左前打の間に二走がホームに滑り込み、次打者だった大谷が走者に指示を出すため本塁の裏へ。そこで捕手のバックアップに来た投手ゴンザレスと接触。スパイクで左足甲を踏まれていた。それでも足をかばいながら出場を続け、次打席では2年連続3度目のシーズン100安打となる左前打を放っていた。

登板前日の大谷は試合前、敵地のブルペンで35球の投球練習を行った。左足を気にするそぶりもみせず、速球のほか、スプリットを入念に確認し、前日調整を終えた。

試合は、エンゼルスが1点を守りきって完封勝ち。試合時間は今季最短の2時間14分だった。