タイガースは10日、7年にわたってGMを務めたアル・アビラ氏の解任を発表した。当面はサム・メンジンGM補佐が代行を務める。

アビラ氏は2015年8月にGM補佐からGMへ昇格。低迷するチームの再建へ向けて17年にはジャスティン・バーランダー投手(現アストロズ)とJ・D・マルティネス外野手(現レッドソックス)の両大物をトレードに出したが、その見返りで獲得した若手有望株が期待ほど育たなかった。

また総額1億4000万ドル(約189億円)で獲得したハビエル・バエズ遊撃手、5年7700万ドルのエドゥアルド・ロドリゲス投手も移籍後は不振や故障に苦しむなど、大型補強も実を結ばなかった。

今季もここまで43勝68敗でア・リーグ中地区の最下位に沈む現状に、クリス・イリッチ・オーナーは「今季の私たちの進歩は確かに停滞した」とコメント。「選手、フロント、そして記者たちの多くが、今季に大きな期待を抱いていた。だが残念なことに進歩は見られなかった。それが変化を起こす時だと判断した大きな理由だ」と語っている。(AP)