今季限りで現役を引退するエンゼルスのカート・スズキ捕手(38)が21日(日本時間22日)、敵地でのレンジャーズ戦の試合前、取材に応じ、現在の心境などを語った。「長い間、プレーしてきたし、確かにタフな決断だった」と振り返り、ここまで16年間の最高の思い出には、ナショナルズ時代のワールドシリーズ制覇を挙げた。今後については「これからはフルタイムの夫、父親になるよ」と、当面は家族との時間を優先させる考えを明かした。

また、21年のエンゼルス移籍後、バッテリーを組んできた大谷翔平投手(28)については「彼のような選手をほかに知らない。ここに来て以来、彼の特別な道程、記録に到達するようなことを、グラウンド上でともにできたことに感謝しているし、光栄に思う」と、あらためて特別な存在としての思いを口にした。