エンゼルス大谷翔平投手のノーヒットノーランが8回2死で途絶えた。6番カペルに遊撃へのゴロを打たれた。遊撃手のソトがバックハンドで捕球を試みたが、はじいて、中前に抜けた。続くガルシアにも左前打を打たれた。ここまで1四球のみだった。だが三ゴロでピンチを切り抜けた。

8回108球を投げ、2安打10奪三振1四球、無失点で降板。終盤ではノーノーを予感させる投球に何度もMVPコールが起きた。試合前まで規定投球回まで「9」としていたが、8回を投げ抜いた。9回はリリーフがしのいで、大谷に今季15勝目がついた。今季最後となる次回登板であと1イニングをクリアすれば、史上初の投打ダブル規定達成となる。

MLBで無安打無得点を達成した日本人投手は過去に2人、3度あった。

野茂英雄がドジャース時代の96年9月にロッキーズ相手に初めて達成し、レッドソックス時代の01年4月にオリオールズ相手に2度目の快挙を成し遂げた。15年8月にはマリナーズ岩隈久志が、オリオールズ相手に達成した。

◆大谷の投球内容

1回(16球)

1番ケンプ 四球(138キロ、スライダー)

2番マシン 見逃し三振(138キロ、スライダー)

3番マーフィー 三ゴロ併殺打(135キロ、カーブ)

 

2回(10球)

4番ブラウン 空振り三振(139キロ、カットボール)

5番 ディアス 三ゴロ(135キロ、スライダー)

6番 カペル 空振り三振(140キロ、カットボール)

 

3回(12球)

7番ガルシア 中飛(134キロ、スライダー)

8番ランゲリアーズ 右飛(140キロ、スライダー)

9番 アレン 一ゴロ(154キロ、ツーシーム)

 

4回(18球)

1番 ケンプ 空振り三振(141キロ、カットボール)

2番マシン 空振り三振(136キロ、スライダー)

3番マーフィー 空振り三振(154キロ、ツーシーム)

 

5回(7球)

4番ブラウン 空振り三振(140キロ、スプリット)

5番ディアス 三ゴロ(153キロ、ツーシーム)

6番カペル 投ゴロ(129キロ、スライダー)

 

6回(9球)

7番ガルシア 空振り三振(129キロ、スライダー)

8番ランゲリアーズ 三ゴロ(136キロ、スライダー)

9番 アレン 三ゴロ(135キロ、カーブ)

 

7回(15球)

1番 ケンプ 一ゴロ(144キロ、カットボール)

2番マシン 空振り三振(136キロ、スライダー)

3番マーフィー 三ゴロ(140キロ、スライダー)

 

8回(21球)

4番ブラウン 捕邪飛(132キロ、スライダー)

5番ディアス 空振り三振(139キロ、スライダー)

6番カペル 遊撃内野安打(140キロ、カットボール)

7番ガルシア 左前打(134キロ、カーブ)

8番ランゲリアーズ 三ゴロ(137キロ、スライダー)