ロジャー・マリス氏が61号本塁打を放ってア・リーグ記録を更新したのは1961年10月1日。それから61年後の同じ日、アーロン・ジャッジは四球攻めに遭い、記録を更新するホームランは不発に終わった。

この日のジャッジは初回、先頭打者で死球を受けると、2回に四球、4回に三振を喫し、7回には四球、8回には三振と、2打数無安打3四死球2三振の内容だった。

4万5428人の観衆は、ジャッジが歩かされるたびに相手投手に容赦ないブーイングを浴びせた。

アーロン・ブーン監督は試合後、「(ジャッジが)世界最高の打者だけに、投手としては勝負したい気持ちがあっても難しい状況だったのではないか」と相手投手に同情した。

三冠王の可能性があるジャッジはこの試合を終えて打率3割1分3厘はリーグ2位、61本塁打と130打点はリーグトップの数字。なお110四球もリーグトップ。(AP)