ア・リーグ優勝決定シリーズが開幕し、西地区覇者アストロズが、東地区覇者ヤンキースに競り勝ち、好スタートを切った。

2回に先制されたものの、その裏、9番マーティン・マルドナド捕手(36)の適時二塁打で同点に追い付いた。6回にはユリエスキ・グリエル内野手(38)、チャス・マコーミック外野手(27)の本塁打で勝ち越した。7回には新人ジェレミー・ペーニャ内野手(25)のソロ本塁打でリードを広げた。

投げては、先発ジャスティン・バーランダー投手(39)6回3安打1失点。8回途中からはクローザーのライアン・プレスリー投手(33)を投入し、好継投でヤ軍の反撃を阻止。計17三振を奪って逃げ切った。

試合後、スター候補のペーニャは「すばらしい雰囲気の中でプレーできている」と、笑顔で振り返った。

過去6年連続で同シリーズ進出中のアストロズにとって、ヤンキースとの対決は19年以来、3年ぶり。17年と19年の過去2回はいずれもワールドシリーズに進出している。