ワールドシリーズ第3戦に先発するフィリーズの右腕ノア・シンダーガード(30)が登板前日の30日(日本時間31日)、会見で意気込みを語った。

今季はエンゼルスと1年契約を結んだが、8月初旬のトレード期限前にトレードで移籍。今ポストシーズンではこれが4試合目の登板となり、先発は地区シリーズ以来2度目。ワールドシリーズでの先発はメッツに所属していた2015年以来となる。

会見では「行けと言われれば何イニングでも行ける気がする。今、燃料タンクが空になるまで投げる時がきたと思っている。全力を出し切る」とやる気をみなぎらせた。1勝1敗で迎える第3戦の大事な試合を任され「自分のできることに集中するだけ。今季は一年を通じて投手として多くを学び、成長できた」とエンゼルス時代も含めたこの1年に言及。「今シーズンは、本当に僕にとっては大きかった。(トミー・ジョン手術明けで)2年間のブランクから戻り、エンゼルスと契約して、8月1日にトレードされ、ポストシーズンに進出した。ローラーコースターのようなシーズンを、オフにじっくり振り返りたい」とし、フィリーズについて「このチームもチームメートも大好きだ。最初にクラブハウスに入った瞬間から(一緒にトレードされた)マーシュと僕を家族のように歓迎してくれた」と話した。

今季はエンゼルスで5勝8敗、防御率3・83、フィリーズで5勝2敗、防御率4・12。ポストシーズンではここまで3試合に登板し0勝0敗となっている。