アストロズで先発したランス・マクラーズ投手が5回途中までに5発の本塁打を許し、ワールドシリーズ1試合での被弾数としてはMLB史上最多という不名誉な記録を残してしまった。FOXスポーツなどがツイッターで伝えている。

マクラーズは初回に指名打者ブライス・ハーパーに2ランを打たれると、2回にはアレク・ボーム三塁手にソロを許す。さらにブランドン・マーシュ中堅手の右中間への当たりも本塁打とジャッジされ、この時点でチームは0-4に。

打線の援護もないまま迎えた5回、マクラーズはカイル・シュワバー左翼手に2ランとリース・ホスキンス一塁手にソロを許し、チームは0-7という大差をつけられた。マクラーズはこの回を投げきることができず、これで降板。4回1/3を投げて6安打7失点、1四球、5三振となった。

FOXスポーツは「ワールドシリーズの1試合で5本塁打を許した投手は、ランス・マクラーズが史上初」と伝え、ESPNのバスター・オルニー記者は「この試合ここまでのフィリーズ左打者の対マクラーズ戦績:34球、1三振、3本塁打」と投稿。これを受け、USAトゥデーのボブ・ナイチンゲール記者は「マクラーズがキャリアで左打者に許した本塁打数としても最多」とコメントした。

なお、フィリーズのファンはこの状況にお祭り騒ぎ。「ブリーチャー・リポート」はツイッターに「リース・ホスキンスの妻が、ファンにビール1ケースをおごる」と題して、同選手の妻がカウンターでファンとともにいる画像を投稿している。