ヤンキースのキャッシュマンGMが、オリックスからポスティングシステムでメジャー移籍を目指す吉田正尚外野手(29)に言及した。10日付のニューヨーク・ポスト電子版によると、報道陣に吉田について聞かれ「彼のことは承知している」と話したという。同GMはFA選手などについて公の場では多くを語らないことで知られており、同紙は別の球団関係者からヤンキースが吉田の獲得に興味を持っていることを確認したとも伝えている。

ヤンキースは、ア・リーグ新記録となる62本塁打を放ちFAとなったアーロン・ジャッジ外野手(30)との再契約を最優先事項としている。同紙は「ヤンキースは外野手2人を獲得したい。ジャッジと再契約できれば、次にほしいのは左打ちだ」とし、吉田がニーズに合致すると指摘。オリックスで吉田の同僚だったジョー・マッカーシー外野手(28)が「ヨシダは本物。シーズン5カ月間、スランプに陥るということがなかった。野手の間を抜くこともできるし、コンスタントに角度のある強烈な打球を飛ばすことができる」と称賛していることも紹介した。