今季のサイ・ヤング賞が16日(日本時間17日)に発表され、ア・リーグはアストロズのジャスティン・バーランダー投手(39)が3年ぶり3度目、ナ・リーグはマーリンズのサンディ・アルカンタラ投手(27)が初受賞した。ともに満票で選出された。

バーランダーは右肘手術から復帰した今季、28試合で計175イニングを投げ18勝4敗、防御率1.75、185奪三振を記録。最多勝と最優秀防御率の2冠に輝いた。サイ・ヤング賞はMVPと同時受賞した11年、19年に続き3度目。前年に登板していない投手の受賞は史上初で、39歳での受賞はロジャー・クレメンスらに続き史上4番目の年長記録となった。2位はホワイトソックスのシース、3位にブルージェイズのマノアが入り、エンゼルス大谷は82ポイントで4位だった(2位票9、3位票7、4位票12、5位票1)。

マーリンズ初のサイ・ヤング賞となったアルカンタラは、今季32試合で計228回2/3を投げ14勝9敗、防御率2.28、207奪三振を記録。投球回は両リーグトップで、6完投はチームごとの数字でも他の29球団を上回った。2位はブレーブスのフリード、3位はドジャースのウリアスで、8位にパドレスのダルビッシュが入った(4位票3、5位票1)。