ヤンキースからFAになったアーロン・ジャッジ外野手(30)が2日間にわたってジャイアンツと接触し、話し合いにNBAウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーも参加したと23日(日本時間24日)、地元メディアNBCスポーツ・ベイエリアが報じた。

ジャッジは21日に地元サンフランシスコに到着し、同日夜に本拠地オラクルパークでザイディ編成本部長やキャプラ-監督(元巨人)らとともに食事をしたという。翌22日も話し合いは引き続き行われた模様で、同メディアは「関係者によると、ジャイアンツは交渉を有利に進めるためにジャッジとカリーを引き合わせた」と伝えた。

ジャッジがヤンキース以外の球団と接触したことが報じられたのは初で、今後もドジャースなど他球団との交渉が行われる見込みだという。MLB公式サイトのジョン・モロシ記者は「とても実りが多い話し合いだったと聞いている。1週間以内に正式なオファーを受けるだろう。ジャイアンツからの最初のオファーが届けば、ジャッジは2週間以内に移籍先を決める可能性があると私は見ている。ウインター・ミーティング(12月4日~12月7日)が終わる前にも決まるかもしれない」とコメントした。

ジャッジは今季打率3割1分1厘、ア・リーグ記録を更新する62本塁打、131打点、OPS1.111を記録し満票で自身初のMVPに選出された。ヤンキースからはクオリファイング・オファーを提示されたが拒否している。