MLBが、デジタル配信事業部門を担うソフトウエア開発会社「BAMTech」の全株式をディズニー社に9億ドル(約1260億円)で売却したと、10月30日付のCBSスポーツ電子版などが伝えた。売却収益は全30球団に3000万ドル(約42億円)ずつ配分されるという。

MLBはウェブサイト運営とデジタル配信サービスを行うために2000年に「MLBアドバンス・メディア」を設立。そのうち配信サービスのみが15年に独立し「BAMTech」社となった。ここ数年、同社の株式を少しずつディズニー社に売却しており、今回の売却で残り15%の株式をすべて売却した。

同記事によると、各球団に配分される収益金はすべてが選手補強に使われるわけではなく、球団運営に必要なさまざまな支出に使われる見通しだという。