メッツでデビューした大投手の背番号「34」を継承した。ソフトバンクから海外FA権を行使してメッツに移籍した千賀滉大投手(29)が19日(日本時間同深夜)、本拠地シティフィールドで入団会見を行った。SNS上でファンに意見を募集していた背番号は、「34」に決まった。

メッツの背番号34で有名なのは、歴代最多5714奪三振の殿堂投手、ノーラン・ライアン。1966年のデビュー時に背負っていた。

ライアンは1965年のドラフト12巡目でメッツ入り。19歳だった翌66年9月11日ブレーブス戦で、初めてメジャー登板を果たした。背番号34でプレーしたのはこの年限りで、68~71年は背番号30でプレー。エンゼルスに移籍した72年から才能が本格開花し、以降は46歳で引退するまで11度もの奪三振王に輝いた。

ライアンはアストロズに移籍した80年から背番号34に「復帰」。引退するまで「34」を愛用し、アストロズとレンジャーズは「34」を永久欠番にした。エンゼルスではライアンが背負った「30」が永久欠番になっている。