昨季わずか42試合の出場にとどまったロッキーズのクリス・ブライアント外野手は、春季キャンプに向けて準備万全のようだ。「完全にいい方向に進んでいる」と、調子の良さをうかがわせている。地元紙デンバー・ポストが伝えた。

ブライアントは2022年3月に、7年総額1億8200万ドル(約245億7000万円)という大型契約でロッキーズに加入。活躍が期待されたものの、序盤に腰痛に見舞われると、その後足裏の筋膜炎、右足の骨挫傷とケガが続き、新天地での初年度はわずか42試合で終了となった。

ブライアントは昨季は「最悪な状況」だったとしつつもすべては終わったことだとし、新シーズンに目を向けている。昨季閉幕から2週間ほど経ったころから本格的なトレーニングを開始し、11月からはケージに入って打撃マシンを相手に速球の打ち込みを行っているが、腰も足も問題がないという。

ブライアントは「春季キャンプでいいスタートを切れるよう、計画を立ててオフ入りした。シーズン終盤にプレーしていなかったおかげで、これまでにないくらい早くオフシーズンのトレーニングを開始することができた」とコメント。「完全にいい方向に進んでいる」と自信を示していた。