マーリンズが、元DeNAでアストロズからFAになったユリエスキ・グリエル内野手(38)との契約合意に向け近づいていると21日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が報じた。一方、まだ最終合意には達しておらず、マーリンズの他にもツインズが獲得に動いている模様だ。

マーリンズの一塁手は昨季クーパー、アギラル、ディアスが務めたが、アギラルはシーズン途中にオリオールズに移籍し、ディアスも今月5日にオリオールズに移籍した。ツインズから獲得した昨年の首位打者アラエスは二塁で起用される見込みで、グリエルが加入した場合は一塁とDHで出場する可能性が高い。

キューバ出身のグリエルは母国リーグでプレーした後、14年5月に来日。1年目から62試合で打率3割5厘、11本塁打、30打点をマークしたが、翌年4月に契約トラブルで契約解除。その後16年2月に亡命し、アストロズと契約した。

アストロズでは16年途中からプレーし、1年目は主に三塁手で出場。17年からは正一塁手として活躍し、21年には打率3割1分9厘を記録して首位打者とゴールドグラブ賞に輝いた。昨季は打率2割4分2厘、8本塁打、53打点、OPS.647に終わり、契約終了とともに自由契約となった。17年と昨年ワールドシリーズを制覇している。