ニューヨークポスト電子版は2日(日本時間3日)、「メッツの大谷翔平獲得は増税の脅威で頓挫する可能性も」と題した記事を掲載した。

今後の課徴金の増額が、メ軍の大谷獲得に影響を与える可能性があると分析した。

富豪のコーエン・オーナーは、FAでバーランダーを獲得するなど今オフも大盤振る舞いを続けた。しかし、メ軍は基準を超えた年俸総額に対する課徴金、いわゆる「ぜいたく税」の税率が90%に達している。このままシーズンを終えると、24年には110%に上がる。このため、シーズン終了後に大谷と年俸5000万ドル(約65億円)で契約しても、支払総額は1億500万ドル(約137億円)に膨らむ。

選手会との協約が切れる4年後には、さらに税率が上がる可能性もある。たとえ110%で10年5億ドル(約650億円)で大谷と契約しても、支払総額は10億ドル(約1300億円)に膨らむ。税額変更なら、さらに支出が増える。

このため、あるライバル球団の関係者は、ぜいたく税の税率がメ軍より低いパドレスが、大谷の契約に乗り出すと予想しているという。パ軍はエ軍と同じ西海岸に本拠地を置き、ダルビッシュ有投手が在籍している。