WBCカナダ代表の最終メンバーが9日、専門局MLBネットワークの番組内で発表され、元巨人で現役引退を表明していたスコット・マシソン投手(38)が選出された。

マシソンは12年から巨人でプレーし、19年限りで引退。21年に巨人の米国東地区担当スカウトに就任した。その後は東京五輪に出場するためにカナダ代表として現役復帰したが、予選敗退が決まり現役から退いていた。

他には18年から20年までオリックスに所属した左腕アンドルー・アルバース(37)も選出。昨季チーム最多15勝を挙げたガーディアンズのカル・クワントリル、同10勝を記録したレッドソックスの右腕ニック・ピベッタにも注目だ。

野手では20年にMVPに輝いたドジャースのフレディ・フリーマン内野手、21年に34本塁打を放ったカージナルスのタイラー・オニール外野手らが選出。出場が期待されていたガーディアンズのジョシュ・ネイラー内野手は故障でメンバー外となった。

カナダ代表は米国、メキシコ、コロンビア、英国と同じ1次ラウンドC組。WBCには06年の第1回大会から参加しているが、2次ラウンド進出はまだない。