ブルージェイズ菊池雄星投手(31)が16日(日本時間17日)、バッテリーキャンプ初日にブルペンで投球練習を行い、移籍2年目のシーズンをスタートさせた。顔にヒゲを蓄えたニュールックでキャンプインし、トロントの地元メディアやファンの間で「ベアード(ヒゲ)キクチ」と話題を集めている。

昨季は8月中旬から先発を外れ、32試合の登板(うち先発20試合)で6勝7敗、防御率5・19と苦戦。今季は先発ローテ5番手の最有力候補だが、今キャンプでアピールすることが必要となる。球団も菊池の復活に期待をかけており、アトキンスGMは地元メディアに「彼に対する信頼は揺らいでいない。それは彼に過去の実績があるから。最高峰のレベルで結果を出している」と話した。シュナイダー監督は「ユウセイのここまでの投球には非常に満足している。オフの間に腕の振りの修正に取り組み、いいアジャストができている」と評価した。

菊池は「100%の状態で(キャンプに)入れるようにやってきた。今まで右の腕が上がっていたが、しっかり捕手の方向に向かせる」と話した。