マーリンズのルイス・アラエス内野手(26)が、球団史上初のサイクル安打を達成した。

アラエスはフィリーズ戦に「3番二塁」で出場し、まずは初回2死走者なしの第1打席で右二塁打。3回は中飛に倒れたが、6回1死走者なしの第3打席は右翼線三塁打、7回1死走者なしの第4打席は逆方向へ1号ソロを放った。サイクルまであと単打1本となり、迎えた8回の第5打席。2死一、三塁で、カウント1-2から低めのチェンジアップをはじき返し、左前に適時打とした。この日は5打数4安打2打点で、今季打率メジャートップの5割3分7厘、1本塁打、5打点とした。

ベネズエラ出身のアラエスは19年にツインズでデビューし、昨季打率3割1分6厘でア・リーグの首位打者に輝いた。今年1月にトレードで移籍。WBCではベネズエラ代表として出場した。

MLB公式サイトによると、ベネズエラ出身選手によるサイクル達成は6人目。また、マーリンズはこの試合が通算4700試合目で、球団が誕生した1993年以降ではメジャーで合計111回達成されているという。