エンゼルス大谷翔平投手(28)が、ベーブ・ルースの生誕地で初勝利を挙げた。「3番DH兼投手」で出場し、7回4安打5失点で今季5勝目を挙げた。

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▼エンゼルス大谷が4安打1四球で5出塁。先発投手の5出塁は、64年9月26日にメル・ストットルマイヤー(ヤンキース)がセネタース(現レンジャーズ)戦で5安打して以来59年ぶり。

▼投手として登板した試合で打者として3安打以上は今季3度目。MLBのラングス記者によると、球団拡張の61年以降では71年ハンター、01年ヘルナンデス、08年ザンブラノに次いで15年ぶり4人目のシーズン最多タイ。

▼5出塁、投球回7は、ともに15日の出場全選手で最多だった。両部門で同日に最多は、オプタスタッツによると、飛ぶボールとなった1920年以降で12試合以上行われた日では初めて。

▼投手としては通算400投球回に到達。ESPNスタッツによると、先発投手で500奪三振以上で400回到達は4人目。509三振での到達はバーンズ(ブルワーズ)の539に次ぐ2位。

▼大谷の勝ち越し本塁打が勝利打点となった。勝利投手&V打は22年9月17日マリナーズ戦以来5度目。勝利投手&本塁打は22年8月9日アスレチックス戦以来4度目。勝利投手&Vアーチは22年6月9日レッドソックス戦以来2度目。

▼大谷の1試合4安打は22年8月17日マリナーズ戦以来、5度目の最多タイ。昨季から降板後も指名打者で継続出場できる「大谷ルール」が採用された恩恵もあり、登板試合の4安打は日米を通じて初めて。

▼オリオールズ戦では初勝利。これで16球団から勝利を挙げ、ア・リーグで未勝利はヤンキース戦だけとなった。