アスレチックス藤浪晋太郎投手(29)が、アスレチックス戦9回に登板し、1回を3者凡退と好投した。

3-6と3点を追う9回に6番手でマウンドに上がり、先頭の8番ジュルクスを2球目の99・6マイル(約160キロ)低めフォーシームで三ゴロ。次の9番マルドナドは、2ボール1ストライクからの4球目、99・1マイル(約159キロ)のフォーシームで右飛に打ち取った。

最後は圧巻だった。17年MVPの1番アルテューベに対し、初球は100・5マイル(約162キロ)の内角高めフォーシームでファウルチップのストライク。2球目はこの日最速の100・9マイル(約162キロ)の低めフォーシームで見逃しストライクを奪った。

3球目は外角低めフォーシームが外れてボール、4球目は内角高めフォーシームが外れてボールとなり2ストライク2ボールとなったが、ストライクゾーンを広く使い相手を幻惑。最後の5球目に唯一投げたスプリッターが内角高めのストライクゾーンに決まり、見逃し三振を奪った。

1回、11球を投げ無安打無失点、1奪三振で、防御率は12・24となった。

登板は22日(同23日)マリナーズ戦以来、これが15試合目。無失点登板は4試合ぶりとなった。