メッツ千賀滉大投手(30)が本拠地でのブルージェイズ戦に初の中4日で臨んだが、自己最短の2回2/3を4安打4失点(自責3)と崩れた。味方打線が追い付いて負け投手は免れたものの、5四球と制球が乱れた。投げ合った菊池雄星投手(31)は5回4安打2失点で勝利投手の権利を持って降板したが、7勝目はお預けとなった。

千賀は初回を無失点で切り抜けたが、2回は1死から四球と安打で一、三塁とされ、7番メリーフィールドに2点適時二塁打を許した。3回は主砲ゲレロに初球フォーシームを左翼スタンドに運ばれ、さらに2死二塁で捕手の二塁への送球がそれて4点目を失った。

チームはソロ4発で追い付いたものの、7回に勝ち越され敗戦。千賀は初の中4日での登板に「中4日での体の状態は、別に悪くなかった」と振り返った。今季成績は11試合で5勝3敗、防御率3・75。本拠地では試合前まで防御率1・20だったが、この登板で1・93となった。

菊池は5回を投げ、1番ファムにソロ2本を許し4安打2失点、8三振1四球、1暴投。今季12試合で6勝2敗、防御率4・40となった。試合後は「カーブでカウントを整えることができたし、三振も取れた。2日前のブルペンから、少し握りを変えて取り組んできた」とうなずき、千賀との投げ合いには「すごく楽しかった」と話した。

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