ブルワーズはカージナルスに逆転負けを喫したものの、過去6シーズンで3度目となるナ・リーグ中地区優勝が決まった。

ブルワーズは3回にカルロス・サンタナ一塁手の適時二塁打で先制。しかし、4回にリッチー・パラシオス左翼手の2点適時二塁打で逆転されると、5回にはトミー・エドマン二塁手に13号ソロを許すなど、点差を広げられた。

だが、同地区2位のカブスが鈴木誠也外野手の捕球エラーによりブレーブスに逆転を許し、そのまま敗れたことで、ブルワーズの優勝が確定。カブス戦のスコア速報が掲示板に表示されると、ブルワーズのファンはチームが負けていたにもかかわらず大歓声を上げた。

クレイグ・カウンセル監督は「スタンドで何かが起きているというのは感じた。なので後ろを振り返りトンネルの方を見たら、1-4で負けているのにクラブスタッフが大急ぎで動き回っていたんだ。だから何かが起きているというのは分かっていた」と振り返った。

昨季はナ・リーグ中地区2位だったブルワーズ。オーナーのマーク・アタナシオ氏は「誰もがこういう結果を夢見るが、それがいかに難しいことか。昨年も地区優勝できるかと感じたが、それがどれほど難しいかを思い知らされた。今日は(ホームで)ファンの皆さんと一緒に祝えてうれしい」と喜んだ。(AP)