パドレスは14日(日本時間15日)、ピーター・サイドラー・オーナーが死去したと発表した。63歳だった。死因は公表されていないが、がんを2度克服した同オーナーは、今年9月18日には何らかの治療を受けたことを自ら明かしており、その後は試合を観戦していなかった。

パドレスのエリク・グループナーCEOは文書で「サンディエゴ市と野球界における彼の影響力は、何世代にもわたって受け継がれていくでしょう。彼は会長でありオーナーでしたが、根っからのパドレスファンでした。大変残念です」と声明を発表した。

ロブ・マンフレッド・コミッショナーは「大変悲しんでいる。ピーターは野球一家で育ち、生涯を通じて野球を愛してきた」と追悼した。

サイドラー氏はドジャースの元オーナーだったウォルター・オマリー氏の孫として知られた。投資会社の共同経営者として成功し、2012年にグループでパドレスを買収し、20年11月に筆頭オーナーに就任。ダルビッシュ有投手やマニー・マチャド内野手、ザンダー・ボガーツ内野手らスター選手の獲得に尽力したことでも知られる。