今季の最優秀選手(MVP)は16日(日本時間17日)、専門局MLBネットワークの番組内で発表され、ア・リーグは大谷翔平投手(29=エンゼルスFA)が、史上初となる2回目の1位票満票(30票)で選出され、21年以来2年ぶり2回目の受賞となった。

今季の大谷は、公式戦終盤、右肘手術のため、戦列を離れたものの、打者として44本塁打を放ち、日本人として初めて本塁打王のタイトルを獲得したほか、打率3割4厘、95打点をマーク。投手としても、10勝5敗、防御率3・14と、「二刀流」として大活躍した。

同番組に愛犬と一緒にオンラインで出演した大谷は、ラフな服装で心境を語った。

◆受賞前

-今季良かった点

「投打のバランスはすごく良かったんじゃないかなと思いますし、それをより高いレベルでこなしていたんじゃないかとは思います。ただ、最後まで出続けられたわけではないので、そこだけは心残りかなという結果だと思います」

-二刀流を続ける魅力とは

「本当に野球に集中したいなというのが自分のにスタイルだと思うので、その他のところは後からついて来るじゃないですけど、そういうふうに考えていればいいのかなと思っているので、シーズン中は特に野球に集中したいなと思っています」。

◆受賞後

-去年は2位で、今年2回目の受賞

「去年、もちろん取りたかったですけど、ジャッジ選手もすばらしかったですし、今年もシーガー選手、セミエン選手もワールドシリーズ優勝したようにすばらしい年だったなと思うので、それに負けないぐらいのシーズンにしたいなと思っていましたけど、個人的にこうやって取れて、特別なことだなと思います」

-故障の状態は

「ケガは順調に、1回目より感じ的にはすごいスムーズに来ている感覚はあるので、スムーズに来シーズンに入っていけるんじゃないかなと思うので、焦らずにやりたいなと思う半面、しっかり来シーズンまでに間に合わせてプレーしたいなという気持ちでいます」

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