カージナルスが通算136勝の先発右腕ランス・リン投手(36=ドジャースFA)と1年1100万ドル(約16億5000万円)で契約合意したことが0日(日本時間21日)、明らかになった。複数の米メディアが伝えた。インセンティブがつき、2年目は球団オプションとなる見込み。

08年にドラフト1巡目(全体39位)でカージナルス入りしたリンは、11年にメジャーデビュー。その後、ツインズ、ヤンキース、レンジャーズ、ホワイトソックスなどを経て、今季途中、ドジャースへ移籍。オールスターに2回選出されたほか、今年はWBCに米国代表として出場するなど、先発投手として実績を残してきた。

来季は17年以来、7年ぶりの古巣復帰となる。

前日、アーロン・ノラ投手(30)がフィリーズと再契約したのに続き、FA市場が例年以上に活発化。ポスティング申請を終えたオリックス山本由伸投手(25)をはじめ、同制度で米移籍を目指すDeNA今永昇太投手(30)、前田健太投手(35=ツインズFA)を巡る動きにも影響しそう気配だ。