【ナッシュビル(米テネシー州)6日(日本時間7日)=四竈衛、斎藤庸裕】移籍か、残留か。エンゼルスからFAとなっている大谷翔平投手(29)が下す結論が、早ければ今週末か週明けにも判明しそうだ。

移籍なら本命とされるドジャースに加え、ブルージェイズ、ジャイアンツが最終候補として挙がり、エ軍残留の可能性も残されている。FA選手や移籍市場の活発化を考慮すれば、結論を先延ばしにすることは考えにくく、早期の契約成立が見込まれる。

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FA市場やトレードが活発化するウインターミーティングの3日目、各球団幹部は続々と会場のリゾートホテルを後にした。最も注目されていた大谷の去就はこの日も決まらなかった。最終候補はドジャース、ブルージェイズ、エンゼルス、ジャイアンツの4球団。複数の米メディアによると早ければ今週中、週明けにも結論が判明するようだ。

有力視されているのは依然としてド軍だが、前日にロバーツ監督が大谷と直接面談を行ったことを大々的に公表。この日の地元メディアの報道では、今月1日に大谷がドジャースタジアムを極秘で訪れたことも明かされた。決断の最終局面で徐々に情報が漏えいしたが、唯一、沈黙を貫いているのがエ軍だ。ミナシアンGMはロバーツ監督の発言についても「それについては触れない。全ての球団に、それぞれにやり方がある」と話すにとどめた。

可能性は低いとみられているものの、残留説を指摘するメディアも増えはじめ、ア・リーグ西地区のある球団関係者も残留を予想している。交渉の過程でエ軍の動きだけが全く明かされないのも不気味で、プライベートとして情報を管理する球団の姿勢は一貫している。最終的には大谷本人の意思で決まるが、いずれにしても“Xデー”は近づいている。

FA市場の停滞を指摘する声も挙がっている状況で、結論を先延ばしにすることも考えにくい。大物代理人のスコット・ボラス氏は「FA市場での目玉選手、特にショウヘイのような選手は、各チームが(戦力補強のために)準備する資金において必ず影響を及ぼす」と語った。多数のFA選手に加え、ポスティングシステム(入札制度)でメジャー挑戦を目指している山本、今永ら日本人選手の交渉にも関わってくるだけに、早期の合意が待たれる。

ウインターミーティング開幕から連日、大谷関連の情報が飛び交っていたが、この日は表立った動きはなかった。まるで、嵐の前の静けさのように-。歴史的FAの行く末が、まもなく明かされる。