DeNAからポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す今永昇太投手(30)について、ESPNは3日、契約総額が1億ドル(約140億円)を超える見込みだと伝えた。交渉期限は8日後の米東部時間11日午後5時(日本時間12日午前7時)に迫っている。

ESPNのジェフ・パッサン記者は「複数の球団幹部によると、今永は大谷の7億ドル、山本の3億2500万ドルの契約に続いて、契約総額が9桁(1億ドル)に達するだろう」とリポート。「今永のような才能と成績の投手はこれまででは1億ドルに満たなかった。おそらく最も近い比較対象である菊池雄星は、今永の通算1002回2/3イニングに対し1010回2/3イニングを投げ、防御率は2・77で今永の3・18をはるかに上回っている。菊池は2019年シーズンの前にシアトルから4年5600万ドルで契約した。今永はその倍近くのレートとなる」と、菊池(現ブルージェイズ)と比較しながら今オフのFA投手の高騰っぷりを指摘した。

契約先の候補にはジャイアンツ、ヤンキース、メッツ、ドジャース、エンゼルス、レッドソックス、フィリーズを挙げ「関係者によれば、交渉は今週に入って活発化する」と伝えた。