エンゼルスは29日、オリオールズからFAになったアーロン・ヒックス外野手(34)と1年契約で合意したと発表した。

ヒックスは19年1月にヤンキースと7年総額7000万ドル(約101億5000万円)で契約しているため、エンゼルスが支払う年俸は最低保障の74万ドル(約1億700万円)となる。

ロサンゼルス出身のヒックスは13年にツインズでデビュー。15年オフにヤンキースに移籍し、18年は自己最多27本塁打を放ってオフに7年契約で合意。しかし19年以降は故障が増え、成績も低迷。21年は打率1割9分4厘、22年は打率2割1分6厘に終わり、昨年も開幕から28試合で打率1割台と苦しみ、7年契約の途中ながら昨年5月に自由契約となった。

その後はオリオールズと契約し、移籍後は65試合で打率2割7分5厘を記録した。メジャー通算11年で打率2割3分3厘、108本塁打、387打点、OPS・719。

エンゼルスのミナシアンGMは、MLB公式サイトで「ニューヨークからボルティモアに移籍して、本当にいいプレーをした。ここ数年はケガが多かったが、まだまだ活躍できる」と期待をかけた。

同サイトはこれで外野手がトラウト、モニアク、ウォード、アデル、ヒックスの5人体制となるため、マイナーオプションが切れているアデルがトレードに出される可能性があると指摘している。