MLBの今季の新ユニホームが透けている問題について、騒動がさらに広がってきた。

新ユニホーム問題はデザインに対する不満から始まったが、騒動が一気に大きくなったのはドジャース大谷翔平投手(29)がフォトデーに撮影したフルユニホーム姿がSNSで拡散されたときだった。パンツ(ズボン)が透けていることが米メディアによって指摘され、一気に拡散。他球団のパンツの透け具合もSNSで毎日のように投稿され続け、騒動はおさまる気配がない。

新ユニホームはナイキがデザイン、ファナティクスが製造したもので、MLBは批判に対し「ユニホームのパンツは昨季と同じ素材と厚さになっている。トップスの生地は変えたが、パンツは変えていない」と声明を発表。だが選手からは透けるユニホームからの不満がやまず、開幕までに改善を望む声が出ている。

そんな中、ライバル社のアンダーアーマーが24日、公式X(旧ツイッター)で「我々はあなたを隠します」のコメントとともに自社のパンツの写真を添付。ユーモアたっぷりのこの投稿が、話題を集めた。

24日付のニューヨーク・ポスト電子版によると、同社は2020年から10年間、MLBの公式ユニホーム契約を結ぶ見込みとなり16年にそれが発表されていたが、資金的問題で2年後に契約を白紙に。ナイキが代わりに公式ユニホームの権利を得た経緯があるという。