カブス今永昇太投手(30)が20日(日本時間21日)、米アリゾナ州メサのキャンプ施設でジャイアンツ傘下マイナーとの練習試合に登板。6回途中、打者22人に対し、5安打1失点3四死球13奪三振と好投した。

1回2死から右中間へ本塁打を浴びたものの、その後は貫禄十分の投球で三振の山を築いた。

登板後は「曲がらないスライダーを打たれて、そのあと失投をしないように心がけた。同じ失敗をしなかったということは、今後の試合につなげるべきだと思いました」と、冷静に振り返った。また、前日、練習していた素早いけん制で一塁走者を刺すなど、器用な一面ものぞかせた。

次は、中5日で26日(同27日)のカージナルス戦で最終調整となる見込み。「おそらく初登板のマウンドに立つ時は、今まで味わったことのないような緊張感になるでしょうし、いいイメージを膨らませながら、あと数日、いい調整をしていきたいです」と、間近に迫ってきた開幕へ向けて意気込みを口にした。