ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博で450万ドル(約6億7500万円)の借金を抱え大谷の銀行口座から返済が行われたスキャンダルに関連し、米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が水原氏の履歴に複数の誤情報があると追及する記事を掲載した。

水原氏はカリフォルニア大学リバーサイド校を卒業したとされているが、地元テレビ局NBCロサンゼルスが同校に取材したところ、在籍した記録がないことを伝えていた。ジ・アスレチックは独自で同校に問い合わせ、別名や似た名前で在籍した可能性を確認したが、返答はなかったという。

また水原氏は一部で、2010年にレッドソックスで岡島秀樹氏の通訳をしたと伝えられているが、レッドソックスは22日に「彼が我々の球団で通訳を務めたことはない。我々は過去の記録を入念にチェックし、正確な情報をお知らせしている」と声明を出している。

さらに、水原氏がエンゼルスに所属していたときのメディアガイドの履歴に「2012年のヤンキースのキャンプ中に岡島の通訳を務めた」という記載があるが、岡島は2011年オフにヤンキースとマイナー契約でキャンプに招待されたが、2012年2月17日のキャンプイン前の身体検査で不合格となり契約を取り消されている。

同メディアは、水原氏と岡島氏には確認が取れなかったとする一方、大谷の広報担当に「水原氏の履歴を信じていたか」と問い合わせたところ、返答はなかったという。

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