カブス鈴木誠也外野手(29)がカージナルス戦に「2番右翼」で出場し、2本塁打を放ってオープン戦2位タイとなる6号とした。2打数2安打、1四球で、オープン戦は15試合で打率4割5分9厘、6本塁打、12打点、OPSは驚異の1・593となった。

鈴木は初回1死走者なしの第1打席で、カウント2-2から先発左腕マッツの甘く入った変化球を捉え、左翼スタンドへ2試合ぶりとなる先制ソロ。3回は四球を選び、5回1死走者なしの第3打席で、フルカウントからマッツの内角速球を再び左翼スタンドに放り込んだ。マルチ本塁打は16日のロイヤルズ戦に続いて今オープン戦2度目。7回の守備で交代した。

チームは26日のカージナルス戦でオープン戦を締めくくり、28日の敵地レンジャーズ戦でシーズン開幕を迎える。

▼カブス鈴木がオープン戦で5、6本目の本塁打。日本人打者では05年松井秀(ヤンキース)、21年大谷(エンゼルス)の各5本を上回り、オープン戦でのシーズン最多本塁打となった。日本人のオープン戦1試合2本塁打は05年3月19日インディアンス戦の松井秀、21年3月15日レッズ戦の大谷(ともに1試合2打席連発)と今月16日ロイヤルズ戦の鈴木に次ぎ4度目となり、2度マークしたのは鈴木が初めて。

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