野球賭博で球界から永久追放処分となっているピート・ローズ氏(82)が、ドジャース大谷翔平投手(29)と元通訳の水原一平氏(39)に関する一連の騒動について言及したと25日、米紙ニューヨーク・ポスト電子版が伝えた。

ローズ氏は、かつてMLBとNFLでプレーしたジョシュ・ブーティー氏のインスタグラムに登場。24時間以上前にストリーズに公開された動画で、ローズ氏は同席者に騒動に関するコメントを求められ「70年代、80年代に通訳がいれば無罪放免だった」と、大谷を皮肉るような発言をした。動画の撮影時期は不明となっており、同紙は「大谷の元通訳をめぐる今回の賭博スキャンダルは、再び球界を揺るがし、賭博とスポーツの関係にスポットライトを当てた」と表現している。

水原氏は違法賭博で抱えた借金を返済するために大谷の口座から送金したとして大谷側の弁護士から告発され、ドジャースから解雇された。大谷はこの日の会見で「送金を依頼したことはないし許可したこともない。彼が僕の口座から盗んでまわりにうそをついていた」などと述べ、賭博への関与を否定し送金は知らなかったことを説明した。