ドジャースのタイラー・グラスノー投手(30)が敵地でのツインズ戦に先発し、7回3安打無失点、無四球で自己最多に並ぶ14三振を奪い3勝目を挙げた。球数わずか88球で、65球がストライク。14三振のうち9個を4球以下で奪った。

さらに、スポーツデータを分析する「OptaSTATS」によると、詳細な投球データの記録が始まった1988年以降、90球以下で14三振以上を記録したのは初めてだという。

グラスノーは初回、先頭ジュリアンを96・7マイル(約155・6キロ)の低めフォーシームで見逃し三振を奪うと、3回2死から6者連続三振をマーク。6回は1死二塁のピンチを招いたが、1番ジュリアンを一ゴロ、2番コレアを空振り三振に切った。7回もマウンドに上がり、1死一塁から2者連続三振を奪った。

1試合14奪三振は自己最多タイで、21年4月12日のレンジャーズ戦と昨年9月6日のレッドソックス戦に続いて3度目。試合後の取材で、この日の投球に「身体のバランスがとても良かったと思う。ミスをしたボールもストライクゾーンにいったから、結果的にストライクをたくさん投げることができ、有利なカウントにすることができた」と振り返り、90球以下で14三振を奪った初の投手になったと伝えられると「クールなデータだね。教えてくれてありがとう」と笑顔だった。