昨年9月にDVの疑いで逮捕された元ドジャースのフリオ・ウリアス投手(27)が、5件の罪で起訴されたと9日、AP通信などが報じた。ロサンゼルス市検事局によると、ウリアスは配偶者への暴行で1件、交際相手関連の暴行で2件、不法監禁で1件、暴行で1件の罪に問われ、罪状認否の手続きは5月2日に予定されているという。

ウリアスは、昨年9月3日にDVの疑いで逮捕され、同6日に制限リスト入りした。19年5月にもDVの疑いで逮捕されており、20試合の出場停止処分を受けている。当時はDVのカウンセリングプログラムを修了することを条件に不起訴処分となっていた。MLBのDV規定で2度の出場停止処分を受けた選手はいない。

メキシコ出身のウリアスは16年にデビューし、21年にリーグ最多20勝、22年には防御率2・16で最優秀防御率のタイトルを獲得。昨季は21試合で11勝8敗、防御率4・60。シーズン終了後にFAとなり、所属先が決まっていない。3月には、メキシカンリーグのレッドデビルズのスポーツディレクターがウリアスの去就について「日本に行く機会もうかがっているだろう」と発言し、日本でも話題となった。