ナ・リーグ本塁打王を独走しながら内外野の両方を守るなど、多才で知られるドジャースのムーキー・ベッツ内野手(31)が、テレビ界からも才能を評価された。全米テレビ芸術科学アカデミーは9日(日本時間10日)、優れたスポーツ番組、ライブ中継、アナウンサーなどを表彰する「スポーツ・エミー賞」の受賞候補を発表。ベッツが「傑出したパーソナリティー/新進気鋭のオンエアタレント部門」にノミネートされた。

ベッツはTBS、FOXスポーツなどに出演し、昨年からはポッドキャストで「On Base With Mookie Betts」という番組でホストを務め、メジャーリーガーにインタビューを行っている。

エミー賞は米国で放送される、優れたテレビドラマ、番組、テレビ業界の功績に与えられる賞。映画におけるアカデミー賞、演劇におけるトニー賞、音楽におけるグラミー賞に相当する、最も権威ある文化賞として知られる。

ベッツは多才で知られる。昨年途中までは主に外野を務めていたが、シーズン途中から二塁や遊撃を兼任。今季はオープン戦の途中から、主に遊撃を守っている。大谷翔平投手の前を打つ1番での打撃も好調で、5本塁打、OPS(出塁率+長打率)1・310はナ・リーグでトップを走る。野球以外でも、ボウリングでは300点のパーフェクトを記録するなど、抜群の運動神経を披露している。