かつてオリックスなどでプレーしたユニエスキー・ベタンコート元内野手(42)が、保険金詐欺の容疑で米フロリダ州の地元警察に逮捕されていたと15日、地元メディアWPLGが報じた。

警察によると、ベタンコート氏は他3人と共犯して自動車事故を装い、6万1000ドル(約915万円)の保険金を不正に取得。南フロリダではよくある詐欺の手口で、4人は「虚偽の保険金請求、組織的詐欺、事故偽装、3級重窃盗の罪に問われている」という。同氏は12日に裁判所に出廷しており、その様子が撮影された画像も公開されている。13日に保釈金4500ドル(約67万5000円)を支払い保釈された。

キューバ出身のベタンコート氏は03年に亡命し、05年にマリナーズと契約してデビュー。遊撃手として活躍した。09年途中にロイヤルズに移籍し、ブルワーズでもプレー。メジャー通算9年間で1057安打、打率2割6分1厘、80本塁打、457打点を記録した。14年1月にオリックスと契約したが、18試合のみの出場に終わり同年7月に契約解除。その後はメキシカンリーグやキューバの国内リーグなどでプレーを続けていた。