カブスは15日(日本時間16日)、鈴木誠也外野手(29)が右脇腹痛のため、10日間の負傷者リスト(IL)入りしたと発表した。前日14日、マリナーズ戦の第4打席に三ゴロを放ち、一塁へ走った際に違和感が発生。遠征先のアリゾナ州フェニックスで取材に応じた鈴木は、「体はすごく状態が良くて何も問題なかったんですけど、突然、走っている最中に(違和感が)来た、という感じです」と経過を説明した。

メジャー3年目の今季、開幕から15試合に出場し、打率3割5厘、3本塁打、13打点と好調を維持。カ軍の中軸として貴重な役割を果たしてきた。昨春はキャンプ中に左脇腹痛で離脱し、開幕はIL入りして迎えた。

同僚の今永は「ゆっくりとしっかり治して、また僕の登板の時に打ってほしい」と、まずは治療を優先した上で、復帰後の活躍に期待。13日のマリナーズ戦で2勝目を挙げた際、決勝アーチを放った鈴木の心境を思いやった。カウンセル監督は「彼のような中心選手を失うのは痛いが、他の選手のステップアップに期待したい」と、全員で鈴木の穴を埋める結束力に期待した。