米大リーグのポストシーズン(PS)が1日(日本時間2日)に開幕し、ワイルドカードシリーズ(3回戦制)の初戦4試合が行われた。ダルビッシュ有投手(38)と松井裕樹投手(28)が所属するナ・リーグのパドレス(ワイルドカード1位)は、投打がかみ合い4-0でブレーブス(同2位)に快勝。ドジャースと対戦する地区シリーズ進出に王手をかけた。
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パドレスは、初回から後半戦最多勝(43勝20敗)の勢いを持ち込んだ。PS初先発のキングが、3つのアウトをすべて三振で奪った。盛り上がって攻撃に転じると、大谷の3冠王を阻んだ首位打者の1番アラエスが左前打。2番タティスが初球の150キロ直球を左翼2階席まで運んだ。
飛距離126メートルの先制2ランに「今日はエネルギーがあった。ここのファンは素晴らしい。運良くバットでボールを捉えることができた。次の瞬間、ここは大騒ぎになっていたよ」。確信歩きで打球を見つめた。本拠地ペトコパーク史上最多4万7647人の観客は、黄色のハンカチを振り回して熱狂した。
タティスは通算127本塁打のうちドジャース戦で19本という“ド軍キラー”だ。さらに地区シリーズの1、2、5回戦が行われる敵地ドジャースタジアムでは通算打率3割1分3厘、12本塁打、23打点と抜群の相性を誇る。9月25日の同戦でも、毎打席起きる大ブーイングの中、平然と同点弾をたたき込んだ。
7回まで投げたキングは、5安打無四球で12三振を奪い「中継ぎの時は盛り上がる場面で使われるのが好きだった。プレッシャーを自分の味方にしようとしていた」。PS初先発で、12三振以上の無四球&無失点は史上初。ヤンキースからともに移籍加入した日系4世ヒガシオカとのバッテリーも、息が合っていた。「すべての球種が効果的だった。捕手の配球もさえていた」とシルト監督。投打の主力がかみあう最高の形で、シリーズ突破に王手をかけた。



