日本人初、メジャー史上4人目の快挙だ。ホワイトソックス村上宗隆内野手(26)が29日(日本時間30日)、大リーグデビューから3試合連続本塁打を放った。敵地アメリカンファミリーフィールドでのブルワーズ戦に2番一塁で出場。2回2死の第2打席で右翼へ3号ソロを運んだ。チームは開幕3連敗の中で気を吐いた。

大記録は、意外な形で達成された。2回2死、村上がフルカウントから内角低めのカットボールをすくい上げた。「ちょっと詰まり気味だった。何とか入ってくれという思いで走った」。38度の高角度で上がった飛球は、右翼手のグラブをかすめ、右中間フェンスの上部にバウンドしてブルペンに。最初はバットを持ちながら歩いていた村上は、一塁を回ってフェンスオーバーを確認すると、右手を振り上げた。実況アナは「3試合で3ボム。ジャパニーズ・センセーション!」と声を張り上げた。

デビュー戦から3試合連発は、メジャーの長い歴史でも16年トレバー・ストーリー(ロッキーズ=4試合連続)19年カイル・ルイス(マリナーズ)今年のチェース・デローター(ガーディアンズ)に次いで史上4人目の快挙だ。「すごくうれしく思う。そういう記録があるのは知らなかった」。日本人では06年城島健司(マリナーズ)の2試合連発を塗り替えた。

三振の多さを懸念され、NPB史上最年少3冠王にして26歳の強打者ながら2年契約となった。3試合で4三振も4四球を選び、出塁率は5割3分8厘でリーグ10位、OPS1・871は1位。「アウトコースの見逃しだったり、右ピッチャーの上からの角度だったりは自分の中で課題が出ている。課題をどんどんつぶして、打てるゾーンはしっかり継続して打てるようにやっていきたい」。慢心はなく、確実性の向上をも視野に入れる。打順は6→4→2番に。若手中心のチームで、早くも主力としての風格が漂い始めた。

▽ホワイトソックス・モンゴメリー(1回に満塁本塁打。村上の3発連発デビューに)「全て彼の努力や準備だ。僕はとても尊敬している。常に自分の技術を磨いている努力家だ。良いパフォーマンスをしている理由は納得できる」

▼村上がメジャー史上4人目、日本人初のデビュー3試合連続本塁打。日本人で1年目に3試合連発は、18年大谷(2度)に次いで2人目。大谷は打者として出場した2~4試合目が初の3戦連発だった。日本人でデビュー3試合連続安打は03年松井秀喜、06年城島健司、07年岩村明憲、13年田中賢介、18年大谷翔平(ただし投手のみの出場となった2試合目を除く)、22年鈴木誠也に次いで7人目。過去6人は全員が4試合目も安打を放っている。デビューから最長は岩村と鈴木の9試合連続安打。

【動画】村上宗隆、日本選手史上初のデビューから3試合連続アーチ 3号ソロ