マリナーズのイチロー外野手は全体練習が終わった後に、一人居残って外野の芝生を走った。60メートル前後の距離で約20分間、ペースを速めたり、緩めたりを繰り返した。選手全員が受診する目の検査まで「時間があるから、暇つぶししなきゃいけない」とさらり。37歳とは思えない発想だろう。

 フリー打撃での前日との違いは、計30球のうち、4球ほど軽くバットを振ったこと。イチローは「振りたくないけど(練習全体での)バッティングが圧倒的に少ない。振らなきゃしょうがないでしょ」と淡々と話した。