<ブルージェイズ4-11ヤンキース>◇28日(日本時間29日)◇ロジャーズセンター

 ヤンキースがブルージェイズと対戦。黒田博樹投手(37)が先発し5回1/3を10安打されながらも2失点に抑え15勝目(11敗)を挙げた。イチロー外野手(38)は「2番右翼」で先発出場。第4打席で適時打を放つなど5打数2安打1打点だった。ヤンキースはマジック5。ヤン210004112=11ブル000011200=4

 <1回>

 ブルージェイズ先発は右腕ジェンキンス。イチローの第1打席は1-2からカットボールを打って二ゴロ。ヤ軍はその後3、4、5番の3連打で2点を先制。

 黒田はいきなり先頭打者に二塁打を浴びたが、相手の走塁ミスなどもあり無失点で切り抜けた。ここまで5安打、43球を要する苦しい投球。

 <2回>

 ヤンキースは無死満塁からジーターの遊ゴロ併殺打の間に3点目。なおも2死三塁でイチローの第2打席。0-1から直球を打ったが三ゴロに倒れ1点止まり。

 黒田がぴりっとしない。この回も先頭打者に二塁打。その後1死三塁からマーティン捕手のけん制で三塁走者を刺し2死無走者に。しかしその後安打、二塁打、四球で満塁。ここは三振で切り抜けた。

 <3回>

 ヤンキースは3者凡退。

 黒田は2死後、シングルヒットを許したが無失点。

 <4回>

 ヤンキースは走者を1人出したが無得点。

 黒田は1死後、二塁打を浴びたが後続を断ち無失点。ここまで7安打も粘りの投球が続く。

 <5回>

 1死無走者でイチローの第3打席。投手は左腕セシル。1-0から2球目カーブを打って二ゴロ。ヤンキースは3者凡退。

 黒田は先頭打者のラスムスに右越えソロ本塁打を浴び1失点。その後四球の走者を出したが併殺などでしのぐ。5回まで8安打2四球で1失点。投球数は89。勝利投手の権利はゲット。

 <6回>

 ヤンキースはマーティンの3ランで6-1。なおも2死一、三塁からイチローの左前適時打で7点目を奪った。

 黒田は1死後、二塁打とヒットで一、三塁とされたところで降板。2番手フェルプスが登板。内野ゴロでブ軍2点目。黒田は5回1/3を投げ10安打2失点。15勝目の権利は持っている。

 <7回>

 ヤンキースは1点を追加。ブルージェイズはリンドの2ランで2点を返し4-8に。

 <8回>

 1死無走者でイチローの第5打席。ブ軍投手は右腕ベック。2-2から6球目外角直球を流し打ち。三塁線を破る二塁打。その後三盗を決めカノの適時打で生還。

 ブルージェイズは無得点。

 <9回>

 ヤンキースはチャベスの2ランで11点目。